ホームセンターのガジュマル購入術!育て方と選び方のコツ
お部屋に癒やしのグリーンを取り入れたいと考えたとき、多くの人が足を運ぶのが身近なホームセンターではないでしょうか。中でも、ユニークな幹の形と育てやすさで人気のガジュマルは、観葉植物の定番です。しかし、ホームセンターでガジュマルを探す前に知るべきことがいくつかあります。
そもそもガジュマルはどこで売ってるのか、IKEAでも販売してるのか、またホムセンとの違いは何か。実は100均にも置いてあることが稀にあるという話や、販売されている価格帯と大きさ、店頭に置いてある時期など、気になる点は多いはずです。この記事では、後悔しないホームセンターのガジュマルの選び方から、迎え入れるのにベストな時期とはいつなのか、そして購入する時に確認すべきポイント・注意点まで詳しく解説します。
初心者でも育てやすい?と気になる育成難易度や、ガジュマルと相性のいい人の性格とは?といったユニークな視点も交えながら、あなたのための結論!ホームセンターのガジュマル購入ガイドをお届けします。
- ホームセンターにおけるガジュマルの価格帯やサイズ感
- 購入時にチェックすべき元気な株の見分け方
- ホームセンターで購入するメリットとデメリット
- ガジュマルを長く楽しむための基本的な育て方のコツ
ホームセンターでガジュマルを探す前に知るべきこと
- ガジュマルはどこで売ってる?
- IKEAでも販売してる?ホムセンとの違い
- 実は100均にも置いてあることが稀にある
- 店頭で主に販売されている価格帯
- ホームセンターで販売されている大きさ
- ガジュマルが店頭に置いてある時期
ガジュマルはどこで売ってる?
結論から言うと、ガジュマルは非常に多くの場所で販売されており、入手しやすい観葉植物の一つです。それぞれの販売場所によって特徴が異なるため、ご自身の目的やライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。
主な販売場所としては、ホームセンター、園芸専門店、花屋、インテリアショップ、100円ショップ、そしてネット通販などが挙げられます。特にホームセンターは、園芸用品や土、鉢なども一緒に揃えられるため、初心者の方にとっては非常に便利な購入場所と言えます。
販売場所 | 価格帯 | 品質・種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ホームセンター | 安い〜普通 | 普通 | 資材も一緒に揃う、手軽 | 専門的な管理がされていない場合がある |
園芸専門店 | 普通〜高い | 高い・豊富 | 専門知識が豊富、品質が良い | 店舗数が少ない、価格が高め |
IKEA・無印良品 | 安い〜普通 | 普通 | おしゃれな鉢とセット、小型が多い | 植物の種類は限定的 |
100円ショップ | 非常に安い | 個体差が大きい | 圧倒的に安い、お試しに最適 | 株が小さい、弱っている場合も |
ネット通販 | 安い〜高い | 非常に豊富 | 珍しい品種も見つかる、レビューが見れる | 実物を確認できない、送料がかかる |
このように、どこで買うかによってメリット・デメリットは様々です。手軽さを求めるならホームセンター、品質を重視するなら園芸専門店、デザイン性ならインテリアショップ、というように使い分けるのがおすすめです。
IKEAでも販売してる?ホムセンとの違い
はい、IKEA(イケア)でもガジュマルは販売されています。特に小型で卓上に置きやすいサイズのものが多く、デザイン性の高い鉢とセットになっていることがIKEAの大きな特徴です。
ホームセンターとの主な違いは、そのコンセプトにあります。IKEAは「家具・インテリア」としての植物を提案しているため、お部屋のアクセントになるような見た目の良さを重視しています。そのため、植物自体の種類はホームセンターほど多くありませんが、購入してすぐに飾れる手軽さが魅力です。
一方、ホームセンターは「園芸」という側面が強く、様々なサイズや品種のガジュマルを取り扱っています。また、植え替え用の土や肥料、剪定バサミといった専門的な資材が豊富に揃っているため、これから本格的にガーデニングを始めたい方にとっては最適な環境と言えるでしょう。
IKEAとホームセンターの比較
- IKEA:インテリア性が高く、すぐに飾れる。ただし植物の種類や関連資材は少なめ。
- ホームセンター:植物のサイズや種類が豊富。土や肥料などの専門資材も一度に揃う。
実は100均にも置いてあることが稀にある
「観葉植物を始めたいけど、続くか分からない…」と不安な方に朗報です。実は、ダイソーなどの100円ショップでもミニサイズのガジュマルが販売されていることがあります。価格は100円から300円程度と、非常にお手頃です。
もちろん、サイズはかなり小さく、幹の形もまだまだ未熟なものが多いです。しかし、この小さな株を自分の手で大きく育てていくという楽しみ方もできます。まずは試しに育ててみたい、という方にとっては絶好の選択肢となるでしょう。
注意点として、100円ショップの植物は管理状態にばらつきがあることが挙げられます。入荷したばかりで元気なものもあれば、長期間売れ残って弱ってしまっているものもあります。購入する際は、後述する「元気な株を見分けるポイント」をしっかりと確認することが大切です。
私も最初は100均の小さなガジュマルから始めました。小さいながらも生命力は強く、愛着を持って育てればしっかり成長してくれますよ。まずはここから挑戦してみるのも良い経験になります。
店頭で主に販売されている価格帯
ガジュマルの価格は、その大きさ(号数)や樹形(幹の形)によって大きく変動します。ホームセンターなどで一般的に見かける価格帯の目安は以下の通りです。
- 小型(ミニ観葉・3号ポット程度):500円 ~ 1,500円
- 中型(5~6号鉢程度):2,000円 ~ 5,000円
- 大型(8号鉢以上):8,000円 ~
100円ショップやIKEAなどで見かけるのは、ほとんどが小型サイズです。ホームセンターでは小型から中型サイズが主流で、品揃えが豊富な店舗では大型のものが置かれていることもあります。
また、同じサイズでも、幹が複雑に曲がりくねっていたり、気根(幹から出る根)が多く出ていたりする「仕立て」の良いものは、価格が高くなる傾向にあります。ご自身の予算と飾りたい場所のスペースを考慮して、最適なものを選びましょう。
ホームセンターで販売されている大きさ
前述の通り、ホームセンターでは様々な大きさのガジュマルが販売されています。具体的には、以下のようなサイズが一般的です。
卓上サイズのミニガジュマル
高さ10cm~20cmほどの小さなサイズです。3号ポット(直径約9cm)に入っていることが多く、デスクや棚の上に気軽に置けるのが魅力です。価格も手頃なため、初めてガジュマルを育てる方や、複数の観葉植物を並べたい方におすすめです。
存在感のある中鉢サイズ
高さ30cm~50cmほどで、5号~6号鉢(直径約15cm~18cm)に植えられています。リビングのサイドテーブルや床に直接置いても見栄えがするサイズ感で、お部屋のシンボルツリーとしても活躍します。このサイズになると、幹の形も個性的で面白いものが増えてきます。
店舗によっては、さらに大きな8号鉢以上の大型ガジュマルを扱っていることもあります。広いスペースがある場合や、インパクトのある植物を探している場合は、店員さんに在庫を尋ねてみるのも良いでしょう。
ガジュマルが店頭に置いてある時期
ガジュマルは基本的に一年中流通していますが、最も多く店頭に並び、元気な株を見つけやすいのは生育期にあたる春から秋(具体的には4月~10月頃)です。
この時期は植物の生命活動が活発になるため、生産者からの出荷量も増え、ホームセンターの店頭も賑わいます。新しい株が次々と入荷するため、状態の良いものを選べる可能性が高まります。
逆に、気温が下がる冬場(11月~3月頃)はガジュマルの成長が緩やかになるため、流通量は減少する傾向にあります。もちろん冬でも購入は可能ですが、寒さで弱っている株もあるため、購入時にはより一層注意深く状態を確認する必要があります。
後悔しないホームセンターのガジュマルの選び方
- 迎え入れるのにベストな時期とは
- 購入する時に確認すべきポイント・注意点
- 初心者でも育てやすい?育成難易度
- ガジュマルと相性のいい人の性格とは?
- 結論!ホームセンターのガジュマル購入ガイド
迎え入れるのにベストな時期とは
ガジュマルを購入するのに最もおすすめな時期は、気候が穏やかで植物への負担が少ない春(5月~6月)と秋(9月~10月)です。この時期に購入することには、いくつかのメリットがあります。
まず、購入後の植え替えに適したシーズンであることです。購入した鉢のままでも育てられますが、より大きく成長させたい場合は一回り大きな鉢への植え替えが推奨されます。春や秋は植え替えによるダメージからの回復が早く、スムーズに新しい環境に順応してくれます。
また、厳しい暑さや寒さがないため、お店から自宅へ持ち帰る際のストレスも最小限に抑えられます。特に真夏や真冬は、急激な温度変化が原因で株が弱ってしまうことがあるため、できれば避けた方が無難です。
購入する時に確認すべきポイント・注意点
ホームセンターでガジュマルを選ぶ際、安さや形の好みだけで決めてしまうのは禁物です。長く元気に育てるためには、健康な株を見極めることが何よりも重要になります。以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
元気なガジュマルの見分け方
- 葉の状態:葉の色が濃く、ツヤとハリがあるか。葉先が枯れたり、黄色く変色したりしていないか。葉の裏に虫がついていないかも確認しましょう。
- 幹や根元:幹を軽く揺らしてみて、グラグラしないか。根元がしっかりしていて、太くがっしりしているものが理想です。幹にシワが寄っているものは水不足のサインかもしれません。
- 土の状態:土の表面にカビや苔が生えていないか。土がカラカラに乾ききっていたり、逆にジメジメと湿りすぎていたりするものは、水やり管理が不適切な可能性があります。
- 病害虫の有無:葉の裏や新芽の部分に、ハダニやカイガラムシなどの害虫がいないか念入りにチェックします。白い綿のようなものや、蜘蛛の巣のようなものが見えたら要注意です。
ホームセンター購入時の注意点
ホームセンターは手軽で便利ですが、植物専門のスタッフが常にいるとは限りません。そのため、日当たりが不適切な場所に置かれていたり、水やりのタイミングが合っていなかったりすることがあります。見た目は元気そうでも、実は内部でダメージを負っている可能性もゼロではありません。この記事で紹介したチェックポイントを参考に、ご自身の目でしっかりと健康状態を見極めることが後悔しないための鍵となります。
初心者でも育てやすい?育成難易度
結論として、ガジュマルの育成難易度は「非常に育てやすい」と言えます。生命力が非常に強く、観葉植物を初めて育てる方にも自信を持っておすすめできる種類です。
その理由は、亜熱帯地域原産ならではの丈夫さにあります。多少の水やり忘れにも耐えられる乾燥への強さや、日陰にもある程度適応できる耐陰性を持ち合わせています。また、生育旺盛で、剪定にも強いという特徴があります。少し形が崩れても、思い切って枝を切り戻せば、また新しい芽がどんどん出てきます。
「植物をすぐ枯らしてしまう…」という方でも、ガジュマルならきっと大丈夫。基本的なポイントさえ押さえれば、元気に育ってくれるはずです。失敗を恐れずに、ぜひチャレンジしてみてください!
育てる上での最低限のコツ
もちろん、「何をしても枯れない」というわけではありません。以下の3つの基本を守ることが、ガジュマルを元気に育てる秘訣です。
- 日当たり:レースカーテン越しの明るい場所に置くのが理想です。直射日光は葉焼けの原因になるので避けましょう。
- 水やり:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えます。受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。水のやりすぎは根腐れの原因になります。
- 温度:寒さにはやや弱いので、冬は室内の暖かい場所で管理し、最低でも5℃以上を保つようにしましょう。
ガジュマルと相性のいい人の性格とは?
植物を育てる上で、意外と重要になるのが育て主との相性です。ガジュマルの特徴から考えると、以下のような性格の方と特に相性が良いと言えるかもしれません。
おおらかな性格の人
ガジュマルは非常に丈夫なため、毎日神経質に世話をする必要はありません。少し水やりを忘れてしまっても、すぐに枯れることはありません。日々の変化に一喜一憂せず、植物の生命力を信じてどっしりと構えられる、おおらかな性格の方にはぴったりです。
植物の成長をのんびり楽しめる人
ガジュマルは生育旺盛ですが、目に見えて急成長するわけではありません。昨日と今日の違いは分からなくても、数ヶ月、数年という単位でゆっくりと幹が太くなり、枝葉が茂っていきます。その小さな変化を気長に見守り、楽しめる方は、ガジュマルを育てる喜びを深く感じられるでしょう。
逆に、毎日お世話をしないと気が済まない、愛情のあまり水をたくさんあげすぎてしまう、という方は注意が必要です。ガジュマルが枯れる原因で最も多いのが「水のやりすぎによる根腐れ」だからです。少しドライな関係を保つくらいが、ちょうど良いのかもしれません。
結論!ホームセンターのガジュマル購入ガイド

- ホームセンターのガジュマルは安価で手軽に購入できる
- 園芸資材も一緒に揃えられるのが大きなメリット
- しかし植物の専門的な管理は期待できない場合もある
- そのため元気な株を自分で見極める観察眼が重要になる
- チェックポイントは葉の色つやとハリ
- 幹を軽く揺すってグラグラしないか確認する
- 土にカビや苔、異臭がないか見ることも大切
- 葉の裏まで見て病害虫がいないか念入りにチェック
- 安さや手軽さを最優先するならホームセンターは良い選択肢
- ただし長く健康に育てたいなら専門店や専門通販も視野に入れるべき
- ネット通販は種類が豊富で状態の良いものも多くレビューも参考にできる
- ガジュマルを迎え入れるのに最適な時期は気候が穏やかな春か秋
- 真夏や真冬の購入は植物へのストレスが大きいため避けるのが無難
- ガジュマルは生命力が強く初心者でも非常に育てやすい植物
- 水のやりすぎは根腐れの最大の原因なので土が乾いてから与えるのが鉄則