こんにちは。緑のしおりの「パーシー」です。
寒くなってくると、モンステラの元気がないかな?と心配になりますよね。特に悩むのが、モンステラの冬の水やりではないでしょうか。
春や夏と同じ感覚で水を与えていると、なんだか土が乾かないし、ひどい時には葉が黄色くなったり、ぐったりと葉が垂れる症状が出てきたり…。水やりの頻度を減らしたつもりでも、どれくらい減らせばいいのか、その「さじ加減」が本当に難しい季節です。
暖房が効いた部屋での管理や、乾燥を防ぐための霧吹きの必要性、水やりの頻度や適切な時間、さらには見落としがちな水温まで、冬は考えることがたくさんありますよね。
お持ちのモンステラが、人気のヒメモンステラやアダンソニー(マドカズラ)の場合、「これらも同じ管理でいいのかな?」と迷うかもしれません。
冬の管理で一番怖いのは、やっぱり根腐れです。これは一度なってしまうと回復が難しく、これを間違えると、大切に育てたモンステラが春を迎えられずに枯れてしまうことも…。
この記事では、そんなモンステラの冬の水やりに関する疑問や不安を解消するために、失敗しないための基本的な考え方から、具体的なSOSサインの見分け方、対処法まで、私の経験も踏まえて詳しく解説していこうと思います。
- なぜ冬の水やりは夏と「別物」なのか(生存モードの理由)
- 根腐れを絶対に防ぐ「頻度・量・時間・水温」の4大ルール
- 「葉が黄色い」「葉が垂れる」危険なSOSサインの見分け方
- 暖房や霧吹き(葉水)との上手な付き合い方と害虫対策
モンステラの冬の水やり、失敗しない基本原則
冬のモンステラは、活発に成長していた夏とはまったく違う「生存モード」に入っています。ここで夏の感覚を引きずってしまうと、一番怖い「根腐れ」をたった一回の水やりで招いてしまうかも…。まずは、なぜ冬の管理がこれほど特別なのか、その基本原則からしっかり見ていきましょう。
冬は「生存」モード、根腐れに注意
緑のしおりイメージ熱帯雨林が原産のモンステラも、日本の冬はやっぱり寒いんですね。特に室内であっても、夜間の冷え込みや日照時間の減少は、彼らにとって大きな環境変化です。気温が下がり、光も弱くなると、モンステラは「成長」をピタッとお休みして、エネルギー消費を最小限にする「生存(休眠)」モードに入ります。
具体的には、光合成の効率が著しく低下し、新しい葉を展開したり、根を伸ばしたりする活動がストップします。当然、根から水を吸い上げる力も劇的に落ちてしまいます。
ここで夏と同じように、例えば「土の表面が乾いたから」という理由だけで水をあげちゃうと、どうなるでしょう?
植物が水を吸わないので、土の中がずっとジメジメした状態(過湿)になってしまいます。これが冬の管理で最大の敵、「根腐れ」を引き起こすんです。
根腐れのメカニズム(酸素不足が原因)
根腐れは、一度に与える水の「量」が多すぎることよりも、土が「湿っている期間」が長すぎることで起こります。
- 吸水力の低下: 冬の休眠モードで、根が水を吸い上げなくなります。
- 土壌の過湿: 水やりをしても水分が消費されず、土がずっと湿ったままになります。
- 酸素不足(窒息): 本来、土の粒子間にあるべき「空気(酸素)」の隙間が、すべて水で満たされてしまいます。根も呼吸をしているため、酸素がないと窒息してしまいます。
- 壊死と腐敗: 酸素不足で窒息した根の細胞は機能不全に陥り、やがて壊死します。その弱った組織や死んだ組織から、土壌中のカビや細菌が侵入・繁殖し、健康な根まで腐らせていきます。
モンステラのあの太い、多肉質な根は乾燥には結構強いんですが、酸素不足のジメジメ状態には驚くほど弱いんです。冬は「水をあげる」ことより「根に酸素を届ける」ことを意識するのが大切ですね。
水やりの頻度、土が乾いてから数日待つ
緑のしおりイメージ冬の水やりで「3日に1回」や「週に1回」みたいに、カレンダーや曜でタイミングを決めるのは、一番危険なやり方だと私は思います。なぜなら、お部屋の環境(日当たり、暖房、湿度)や鉢の大きさ、土の種類によって、土が乾くスピードは全く違うからです。植物や環境の状態を無視してしまうんですね。
じゃあ、いつあげるのか? そのサインは「土の状態」だけで判断します。
冬の水やりの正しいタイミング
- 土の乾燥確認: まず、指や割り箸を土の奥まで(鉢の半分くらいの深さまで)挿してみて、中の湿り気を確認します。表面だけ乾いていても、中はまだ湿っていることがよくあります。
- 待機期間の設定: 土の「表面」が乾いてから、さらに2~3日、あるいは鉢のサイズが大きければ1週間以上待つこともあります。
- 最終判断: 鉢の中央部分までしっかり乾いたな、と確認できたら、そこではじめて水を与えます。
「え、そんなに待つの? カラカラに乾燥させてしまうのでは…」と不安になるかもしれませんが、この「2~3日の待機期間」こそが、根腐れを防ぐ最重要テクニックなんです。
モンステラは体内に水分を保持する能力が高いので、土が乾いてもすぐに水切れ症状を起こすことはありません。この「積極的な乾燥」の時間を作ることで、土の中に空気が戻り、根がしっかり呼吸できる時間を物理的に確保できます。冬は「乾かし気味」が基本中の基本ですね。
水の量と受け皿の必須ルール
水やりの「頻度」は冬、劇的に減らします。環境によっては月に1~2回になることも珍しくありません。でも、1回にあげる「水の量」は減らしちゃダメなんです。
水をあげると決めたら、「鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと」あげるのが鉄則です。
なぜ「たっぷり」あげるの?
根腐れを恐れるあまり、鉢の上部だけが湿る程度の「少量の水」を「頻繁に」与える…。これは冬の管理において最悪の選択かもしれません。
たっぷりあげるのには、ちゃんと理由があります。
- 老廃物の排出(フラッシング): 土の中には、水道水に含まれるミネラル分や、使いきれなかった古い肥料の塩類が溜まっています。これらが蓄積すると根にダメージを与えますが、たっぷりの水で鉢底から洗い流す(フラッシングする)ことができます。
- 水分の均一化: 鉢の中の土全体に、ムラなく水分を行き渡らせ、一部の根だけが水切れを起こすのを防ぎます。
- 酸素の供給: 古い水が鉢底から押し出されるとき、その負圧によって新しい水と一緒に新鮮な酸素も土の中に引き込んでくれるんです。
「乾燥期間は長く、やるときは一気に」というメリハリが大事ですね。
そして、水やりが終わったら、受け皿(鉢皿)に溜まった水は、「15分以内には必ず」捨ててください!
これを忘れると、鉢がずっと水を吸い上げ続ける「底面給水」状態になってしまいます。これは、鉢の底部分を24時間水に浸しているのと同じ。鉢底から確実に根腐れしていきますし、溜まった水は雑菌やチョウバエなど不快な害虫の発生源にもなります。地味ですが、本当に大事な作業です。
水やりの時間帯と適切な水温
緑のしおりイメージ冬は、水やりをする「時間帯」も重要です。根へのダメージを最小限にするために、一番いいタイミングを選びましょう。
ベストな時間帯は、「室温の高い、暖かい日の午前中からお昼の間」ですね。
日中に水を与えることで、夜間の冷え込みが本格化する前に、土の表面や葉についた余計な水分がある程度蒸発する時間を稼ぐことができます。
もし気温が低い夕方や夜間に水やりをしてしまうと、夜中の急激な冷え込みで鉢の中の水がキンキンに冷えてしまいます。これが根に大きなダメージ(冷害)を与えたり、最悪の場合、土の中の水分が凍結したりするリスクがあるんです。
見落としがちな「水温」:冷水は根への「攻撃」です
冬の水道水って、すごく冷たいですよね。例えば、東京都水道局のデータを見ても、冬場の水温は地域によって10℃を大きく下回ることが珍しくありません。これをそのままモンステラにあげるのは、熱帯植物の根にとって「攻撃」に近い深刻なショックを与えてしまいます。
急激な冷水で根が「サーマルショック(熱衝撃)」を起こすと、吸水活動がストップしてしまい、最悪そのまま枯れてしまうことも…。
理想は「15℃~20℃」くらいの「常温水」です。一番簡単なのは、ペットボトルなどに水を汲み置きして、一晩部屋に置いて室温に馴染ませることですね。急いでいる場合は、ごく少量のぬるま湯(お風呂よりぬるい程度)を足して「冷たすぎず、熱すぎない」水温に調整してあげるのが、根を守るための不可欠なリスク管理としておすすめです。熱湯は絶対にダメですよ!
霧吹き(葉水)は乾燥と害虫対策
緑のしおりイメージ土への「水やり(灌水)」とは全く別に、冬のモンステラ管理で重要になるのが「霧吹き(葉水)」です。これらは目的が全く違う、独立した作業として考える必要があります。
冬の室内って、植物にとっては不思議な環境ですよね。植物自体は休眠モードで水の消費を減らしているのに、人間は快適さのために暖房(エアコンやストーブ)を使います。その結果、室温は高いものの、湿度が極端に低い「高温・乾燥」状態になりがちです。これは多湿な熱帯雨林出身のモンステラには結構キツい環境なんです。
葉水の2つの大切な目的
葉水は、土への水やりとは目的が違います。
- 湿度維持(葉焼け予防):葉っぱのまわりの湿度を一時的に高めて、ツヤと健康を維持します。特に暖房の風が直接当たると、葉の水分が強制的に奪われて縁が茶色く枯れてしまう(葉焼け)ことがあるので、その予防になります。
- 害虫予防(最重要):これが一番重要かもしれません。「ハダニ」などの小さな害虫は、まさにこの「高温・乾燥」した環境が大好きで、爆発的に繁殖します。葉水は、ハダニが嫌う湿った環境を作り出すと同時に、ハダニ自体を物理的に洗い流す効果もあって、強力な予防策になります。(参考:住友化学園芸「ハダニ類」)
葉水の実践ガイド
葉水も、土への水やりと同様に「暖かい日中」に行うのが基本です。気温が低い早朝や夜に葉を濡らすと、その水分が冷えることで葉や根を傷める原因になるので注意してくださいね。
ハダニは葉の裏に潜んでいることが多いので、霧吹きは葉の表だけでなく、葉裏にもしっかりとかけるのがコツですよ。さらに効果を高めるには、湿らせた柔らかい布で葉の表裏や茎を優しく拭き取ると、ホコリも除去でき、光合成の効率も上がって一石二鳥です。
ただし、「葉水をしたから、土への水やりもOK」と勘違いしないように。葉水はあくまで湿度対策。土への水やりは、土の乾燥具合で判断する、という原則は変わりませ
ん。
モンステラの冬の水やり、SOSサインと対処法
基本を守っていても、「あれ、なんだかモンステラの元気がない…」と感じる時、ありますよね。植物は「水が欲しい」とも「寒い」とも話してくれません。そんな時、モンステラは葉っぱや茎で私たちに「SOSサイン」を出していることが多いです。そのサインを正しく読み取って、すぐに対処してあげましょう。特に冬は、見極めが肝心ですよ。
葉が黄色くなる原因は寒さ?根腐れ?
冬に葉が黄色くなるとドキッとしますよね。これはモンステラからの重要なサインです。原因はいくつか考えられますが、主に以下の3つです。
| 主な原因 | 症状の特徴 | 考えられる状況 | 即時対処法 |
|---|---|---|---|
| 原因A:寒さ(温度ストレス) | 葉が黄色や黒っぽく変色し、しおれる。 | 最低気温10℃以下の場所に置いている。特に夜間の窓際は外気と変わらないほど冷え込む。 | 直ちに10℃以上を保てる暖かい場所(部屋の中央など)へ移動させる。 |
| 原因B:根腐れ(水過多) | 土が湿っているのに、葉が黄色く変色し、全体的にハリがない。黒ずむことも。 | 水のやりすぎ。土がずっと乾かない状態が続いている。 | 即座に水やりを中止し、土を乾燥させることに専念する。暖かい場所へ移動させる。 |
| 原因C:肥料焼け(栄養過多) | 肥料(置き肥や液体肥料)を与えた後に、葉が黄色くなってきた。 | 冬の休眠期に肥料を与えてしまった。 | 置き肥なら取り除き、水やりや追肥を中止する。土を乾燥させる。 |
冬に葉が黄色くなった場合、「栄養不足かな?」と勘違いして肥料をあげるのは絶対にNGです。休眠期のモンステラは肥料を吸収・消化できません。土に残った肥料が根にダメージを与え(肥料焼け)、事態をさらに悪化させてしまいます。
葉が垂れる、元気がない時の見極め
葉がしおれて、ぐったりと垂れている…。この症状は、ガーデナーにとって最も判断が難しいサインかもしれません。なぜなら、対処法が正反対になる2つの原因で起こるからです。ここでの見極めを間違えると、モンステラにとって致命的です。
見極めのポイントは、ただひとつ。『土の状態を触って確認する』ことです。
【最重要】見極めは「土の状態」で!
この見極めは、モンステラの生死を分けると言っても過言ではありません。
| 土の状態 | 原因 | 植物の状況 | 正しい対処法 | 絶対にやってはいけないNG行動 |
|---|---|---|---|---|
| 土がカラカラに乾いている | 水切れ | 土から水分を補給できず、しおれている状態。 | すぐに「15~20℃の常温水」を鉢底から流れるまでたっぷりと与える。 | 霧吹きだけで済ませる。少量の水しかやらない。 |
| 土が湿っている・濡れている | 根腐れ | 根が腐って機能不全に。土に水はあるのに、それを吸い上げられず、結果として水切れと同じ「しおれ」症状が出ている。 | 絶対に水を与えない。即座に水やりを中止し、土を乾燥させることに専念する。(暖かい場所へ移動) | 「水が足りない!」と勘違いして、さらに水やりをすること。(とどめを刺す行為です) |
土が湿っているのにしおれている時は、植物が「お腹はいっぱいなのに、喉が渇いている」ような矛盾した状態です。ここで水を与えてしまうと、根の窒息が加速し、回復不可能なダメージにつながります。本当に注意してください。
土がずっと乾かないのは危険サイン
緑のしおりイメージ「前は1週間で乾いたのに、最近は2週間経っても土が湿ってるな…」
もし、水やりのペースを変えていないのに土が乾かなくなったと感じるなら、それは根腐れの初期症状である可能性が非常に高いです。
主な原因は以下の通りです。
- 根が傷み始めている: 根腐れや低温障害で根が傷み、土の水分を吸えなくなっている。
- 環境が悪い: 日照不足や室温が低すぎる(特に10℃以下)ため、土からの水分蒸発が妨げられている。
- 鉢や土の問題: 鉢が株に対して大きすぎる、または土の水はけが悪すぎる(古い土など)。
対処法は、まず水やりを中止し、より明るく暖かい場所へ移動させること。可能であれば、サーキュレーターなどで部屋の空気を優しく動かし(植物に直接風を当てないように)、強制的に土の乾燥を促すのも有効な手段ですね。
葉の縁が茶色になるのは暖房が原因
緑のしおりイメージ葉のフチだけが、部分的に茶色くカサカサに枯れたようになる症状、ありませんか?
これは、根っこや水やりの問題ではなく、空気の乾燥が原因であることがほとんどです。
特に、「暖房(エアコンなど)の風が直接当たっている」場合に多発します。暖房の乾燥した風が葉の水分を強制的に奪っていき、その部分の細胞が耐えきれずに壊死してしまっている状態ですね。
冬の室内は、暖房によって湿度が20~30%台まで低下することも珍しくありません。(参考:ダイキン工業「湿度とくらし」)これは熱帯植物には過酷な環境です。
対処法は、すぐに暖房の風が当たらない場所へ移動させてあげること。そして、前述した「霧吹き(葉水)」をこまめに行うか、加湿器を近くに置いて、植物のまわりの湿度を保ってあげることも非常に有効な対策となります。
冬の肥料や剪定は厳禁
緑のしおりイメージ冬越し中は、水やり以外にも「やらない」と決めることが、モンステラを守ることにつながります。
肥料は「毒」になる
さっきも少し触れましたが、休眠期のモンステラに肥料は不要、むしろ「毒」になります。栄養不足で元気がないのではなく、寒さや水のやりすぎで弱っていることがほとんどです。
この状態で肥料を与えても、根はそれを吸収できません。吸収されなかった肥料分は土壌に蓄積し、土の中の塩類濃度を高めます。すると、浸透圧の関係で逆に根から水分が奪われる「肥料焼け」という現象が起き、さらに弱らせてしまいます。春の成長期(5月ごろ)まで、肥料はぐっと我慢しましょう。
剪定もNG(体力を奪う)
冬は植物に「傷を治す体力」が残っていません。完全に枯れてカサカサになった葉っぱを根元から取り除くくらいなら大丈夫ですが、元気な茎や葉を形を整えるために剪定するのは、春まで待つべきです。
無理に切ると、その切り口を塞ぐためのエネルギー(体力)を使わせてしまいますし、低温と乾燥で傷口がうまく塞がらず、そこから雑菌が侵入したり、切り口から枯れ込んでしまう(ダイバック)リスクが非常に高いですよ。
ヒメモンステラやアダンソニーは?
「うちのはヒメモンステラ(ラフィドフォラ・テトラスペルマ)なんだけど」とか「穴あきが可愛いアダンソニー(マドカズラ)も同じでいいの?」という方も多いですよね。
これらは、私たちがよく目にするモンステラ・デリシオーサに比べて、葉が薄い傾向があります。葉が薄いということは、それだけ体内に蓄えられる水分量が少なく、乾燥にはやや弱い可能性も指摘されます。
ですが、「じゃあ冬も水を多めにあげなきゃ」と考えるのは間違いです。
冬越しの「基本原則」はまったく同じです。彼らも同じように休眠モードに入り、水の吸い上げは止まります。
品種に関わらず、「①水やりを控え、乾燥気味に」「②根腐れに最大の注意を払う」「③10℃以上の温度を確保する」「④肥料・剪定は行わない」というルールは完全に共通です。
もし心配なら、デリシオーサよりも「葉水の頻度」を少しだけ増やしてあげたり、土の乾燥チェックをこまめに行う、といった「観察」でカバーするのが良いと思います。今日お話ししたテクニックは、どのモンステラにも使えるので安心してくださいね。
モンステラの冬の水やり成功の鍵
ここまで、モンステラの冬の水やりについて、失敗しやすいポイントや具体的な対処法を、私の経験も踏まえながら詳しく見てきました。
冬の管理は、植物を「育てる」春や夏とは真逆の発想、「守る」ための管理が必要になることが多いですね。
冬越し成功のための最終チェックリスト
- 水やりは「土が乾いてから数日待つ」勇気を持っていますか?
- やるときは「鉢底からたっぷり、暖かい日中に、常温水で」実行していますか?
- 水やり後、受け皿の水は必ず捨てていますか?
- 暖房の乾燥対策に「霧吹き(葉水)」を(特に葉裏に)行っていますか?
- SOSサイン(葉が垂れる・黄色い)が出た時、まず「土の状態」を確認していますか?
- 冬の間、肥料や不要な剪定を「しない」と決めていますか?
冬のモンステラは「成長」ではなく「維持」の季節。水を「あげる」ことより、「あげない」期間をしっかり確保する「引き算の管理」が重要になってきます。
モンステラの状態をよーく観察して、「今、水が必要かな?」「寒くないかな?」と問いかけてあげるのが、モンステラの冬の水やりを成功させる一番の鍵かなと、私は思います。ちょっと心配性なくらいが、冬はちょうど良いかもしれませんね。
この記事が、皆さんの大切なモンステラが元気に冬を越し、春にまた美しい新芽を見せてくれるためのお手伝いになれば、こんなに嬉しいことはありません。


