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モンステラは外でも育てることができる?大丈夫なの?外に出すタイミングと基本

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おしゃれなインテリアグリーンとして人気のモンステラですが、「お庭やベランダでも育ててみたい」「モンステラは外でも大丈夫なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。適切な育て方を知らないと、失敗や後悔につながることもあります。この記事では、モンステラを外に出すタイミングと育てる基本から、屋外での育て方3つのポイント、そして少し難しい屋外での冬越しはできるのかといった注意点まで、詳しく解説します。急に屋外に出すのは危険な理由や、慣らしとは何か、屋外おすすめの場所や葉焼けさせない適切な日当たり、重要な風通しと遮光のポイントもしっかりとご紹介します。また、寒くなる前の室内に避難するタイミングや、意外と重要な室内に避難後の虫対策、万が一枯れてしまった時の原因と復活方法にも触れていきます。モンステラは外でも大丈夫なのか、その答えと外に出すタイミングを理解して、元気に育てるための知識を深めていきましょう。

モンステラは外でも大丈夫?外に出すタイミングと育てる基本

  • 春から秋が最適!屋外に出すタイミング
  • 急に屋外に出すのは危険!慣らしとは?
  • モンステラの屋外おすすめの場所
  • 葉焼けさせない適切な日当たりとは?
  • 重要な風通しと遮光のポイント
  • 屋外での育て方3つのポイント

春から秋が最適!屋外に出すタイミング

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モンステラを屋外に出すのに最も適した時期は、気候が安定する春から秋にかけてです。具体的には、最低気温が15℃を安定して上回るようになってから外に出し始めるのが理想的です。

多くのモンステラは熱帯アメリカが原産のため、暖かい環境を好みます。春になり、日中の気温が上がっても、夜間に気温が大きく下がることがあります。急な温度変化は株にストレスを与えるため、天気予報で最低気温をこまめにチェックし、15℃以下になる日がなくなったのを確認してから屋外管理に切り替えましょう。

特に5月から9月はモンステラの生育期にあたり、屋外の穏やかな光と風通しの良い環境で管理することで、より健康で力強い株に成長することが期待できます。

急に屋外に出すのは危険!慣らしとは?

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長期間室内で育てていたモンステラを、ある日突然屋外に出すのは非常に危険です。室内と屋外では、光の強さ、温度、湿度、風の通り方など、環境が大きく異なります。この急激な環境変化にモンステラが対応できず、葉焼けを起こしたり、株全体が弱ったりする原因となります。

そこで必要になるのが「慣らし」という作業です。慣らしとは、植物を少しずつ新しい環境に適応させていく期間のことを指します。

慣らしの具体的なステップ

期間は1週間から2週間ほどかけるのが目安です。

  1. 最初の数日間:まずは日中の数時間だけ、日陰に出します。直射日光が当たらない、軒下や木陰のような場所から始めましょう。
  2. 徐々に時間を延ばす:問題がなければ、外に出しておく時間を少しずつ延ばしていきます。
  3. 光に慣らす:日陰の環境に慣れてきたら、次は木漏れ日や午前中の柔らかい日差しが当たる場所に短時間置いてみます。
  4. 最終段階:最終的に置きたい場所に移動させ、一日中屋外で管理できるようにします。

この慣らし期間を設けることで、モンステラはストレスなく屋外の環境に適応し、健やかに成長してくれます。

モンステラの屋外おすすめの場所

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モンステラを屋外で育てる場合、場所選びは成功の鍵を握ります。モンステラが好むのは、強すぎる直射日光を避けられる、明るく風通しの良い場所です。

具体的には、以下のような場所がおすすめです。

  • 軒下やベランダ:屋根があるため、夏の強い日差しや雨を直接避けられます。特に、建物の東側や北側のベランダは、一日を通して穏やかな光環境を保ちやすいです。
  • 木陰:庭に大きな木がある場合、その木陰はモンステラにとって理想的な環境です。木漏れ日が優しく差し込み、自然な風通しも確保できます。
  • 遮光ネットの下:適切な場所がない場合は、市販の遮光ネットを利用するのも有効な手段です。遮光率30%~50%程度のネットを使うことで、人工的に快適な日陰環境を作り出せます。

また、エアコンの室外機の風が直接当たる場所は、葉が乾燥し傷む原因となるため、必ず避けるようにしてください。

葉焼けさせない適切な日当たりとは?

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モンステラは耐陰性がある植物ですが、全く光がなくても良いわけではありません。しかし、最も注意すべきなのは「葉焼け」です。葉焼けは、特に夏の強い直射日光に当たることで、葉が茶色や黒に変色してしまう現象です。一度葉焼けした部分は元に戻りません。

葉焼けを防ぐための適切な日当たりとは、「明るい日陰」または「半日陰」です。これは、直射日光は当たらないものの、周囲の反射光などで十分に明るさが保たれている状態を指します。

時間帯で言うと、日差しが比較的柔らかい午前中に2~3時間ほど日が当たる場所は問題ありませんが、午後の西日は非常に強いため避けるのが賢明です。もし葉の色が黄色っぽく褪せてきたら、それは光が強すぎるサインかもしれません。その場合は、より日陰になる場所へ移動させてあげましょう。適切な光環境を整えることで、モンステラは美しい濃い緑色の葉を保ちます。

重要な風通しと遮光のポイント

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モンステラを屋外で健康に育てるためには、「風通し」と「遮光」が非常に重要なポイントとなります。

風通しの重要性

風通しが良い場所では、葉の周りの空気がよどむのを防ぎ、病気や害虫の発生を抑制する効果が期待できます。特に、高温多湿になる梅雨や夏場は、風通しが悪いと土が乾きにくく根腐れの原因になったり、カイガラムシやハダニといった害虫が繁殖しやすくなったりします。

ただし、常に強風が吹き付けるような場所は、葉が傷んだり土が乾燥しすぎたりするため適していません。時折そよ風が抜けるような、穏やかな空気の流れがある場所を選びましょう。

遮光のポイント

前述の通り、モンステラにとって夏の直射日光は大敵です。遮光は、この強すぎる日差しを和らげるために不可欠です。遮光ネットを使用する場合、季節や住んでいる地域の気候に合わせて遮光率を選ぶことが大切です。一般的には30%~50%の遮光率が推奨されています。詳しくは、タキイ種苗株式会社の公式サイトなどで、植物に適した遮光ネットの選び方を確認するのも良いでしょう。

すだれやよしずなども、手軽に利用できる遮光アイテムとしておすすめです。これらを活用して、モンステラにとって快適な環境を整えてあげましょう。

屋外での育て方3つのポイント

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モンステラを屋外で育てる際の基本的な管理方法は、室内の場合と少し異なります。特に「水やり」「肥料」「鉢の管理」の3つのポイントを押さえることが大切です。

1. 水やり

屋外は室内よりも風通しが良く、土が乾燥しやすくなります。特に夏場は、水分の蒸発が激しいため、水やりの頻度が増える傾向にあります。基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」ことです。受け皿に溜まった水は、根腐れや害虫発生の原因となるため、必ず捨てるようにしてください。

2. 肥料

生育期である春から秋(5月~9月頃)にかけては、モンステラが大きく成長する時期です。この期間に、適切な肥料を与えることで成長をサポートします。緩やかに効果が持続する緩効性の置き肥を月に1回程度、または即効性のある液体肥料を1~2週間に1回の頻度で与えるのが一般的です。


3. 鉢の管理

コンクリートのベランダなどに鉢を直接置くと、夏場は輻射熱で鉢内が高温になり、根にダメージを与えることがあります。これを防ぐために、すのこやレンガの上に鉢を置いたり、プランタースタンドを利用したりして、地面との間に空間を作ると良いでしょう。また、強風で鉢が転倒しないよう、重さのある鉢を選んだり、必要であれば固定したりするなどの対策も考えられます。

管理項目 春・夏(生育期) 秋・冬(休眠期)
水やり 土の表面が乾いたらたっぷりと与える。頻度は高め。 土が完全に乾いてから2~3日後に与える。頻度は低め。
肥料 緩効性肥料を月1回、または液体肥料を1~2週間に1回。 基本的に不要。
置き場所 直射日光を避けた明るい日陰。風通しの良い場所。 室内の明るい窓辺など、10℃以上を保てる場所。

モンステラは外でも大丈夫?外に出すタイミングと育てる注意点

  • 寒くなる前の室内に避難するタイミング
  • 屋外での冬越しはできる?注意点
  • 意外と重要!室内に避難後の虫対策
  • 枯れてしまった時の原因と復活方法
  • モンステラは外に出すのでも大丈夫!元気に育てる

寒くなる前の室内に避難するタイミング

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モンステラは寒さに弱いため、冬が来る前に室内に取り込む必要があります。そのタイミングを見極めることが、元気に冬を越させるための重要なポイントです。

室内に避難させる最も分かりやすい目安は、「最低気温が15℃を下回り始めたとき」です。10℃程度までは耐えることもありますが、株にダメージが蓄積し始めるため、余裕を持って15℃を目安に行動するのが安全です。天気予報を日常的に確認し、秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じるようになったら準備を始めましょう。

特に、霜が降りるようになると、葉が凍ってしまい致命的なダメージを受けます。霜の予報が出る前には、必ず室内へ移動させてください。地域にもよりますが、一般的には10月中旬から11月上旬頃が避難のタイミングとなることが多いです。

屋外での冬越しはできる?注意点

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温暖な地域を除き、日本の多くの地域でモンステラを屋外で冬越しさせるのは非常に困難です。モンステラが耐えられる最低温度は5℃程度とされていますが、これはあくまで短時間耐えられる限界の温度であり、継続的にこの温度に晒されると枯れてしまう可能性が高いです。

沖縄や一部の暖地では地植えでの冬越しも可能ですが、それ以外の地域では鉢植えで管理し、冬は室内に入れるのが基本となります。

もし屋外での冬越しに挑戦する場合は、以下のような厳重な防寒対策が必要になります。

  • ビニールハウスやフレーム:簡易的なビニールハウスで囲い、冷たい風や霜から守ります。
  • マルチング:株元を腐葉土やバークチップなどで厚く覆い、地面の凍結から根を保護します。
  • 不織布や布で覆う:夜間など特に冷え込む時間帯は、株全体を不織布などで覆います。

しかし、これらの対策を施しても、厳しい寒さで枯れてしまうリスクは残ります。大切なモンステラを守るためには、冬の間は室内で管理するのが最も確実で安心な方法と言えます。

意外と重要!室内に避難後の虫対策

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屋外で元気に育ったモンステラを室内に取り込む際、見落としがちですが非常に重要なのが害虫対策です。屋外の環境では気づかなかった虫や、土の中に潜んでいた卵が、暖かく乾燥した室内で孵化・繁殖してしまうことがあります。

室内に入れる前に、必ず以下のチェックと対策を行いましょう。

  1. 葉の裏や茎の付け根をチェック:カイガラムシやハダニ、アブラムシなどが付着していないか、よく観察します。もし見つけたら、歯ブラシなどで優しくこすり落とすか、ティッシュで拭き取ります。
  2. 土の状態を確認:土の表面に小さな虫がいないか確認します。コバエなどが気になる場合は、土の表面を数センチ新しい無機質の土に入れ替えるのも効果的です。
  3. シャワーで洗い流す:ベランダなどで、葉の表裏にシャワーをかけてホコリや小さな虫を洗い流します。これはハダニ対策にもなります。
  4. 薬剤の散布:心配な場合は、室内に取り込む1週間ほど前に、植物用の殺虫剤を散布しておくと安心です。製品を使用する際は、必ず記載されている使用方法や適用植物を確認してください。信頼できるメーカーの製品、例えば住友化学園芸のベニカXネクストスプレーなどは、幅広い植物と病害虫に対応しているため便利です。

この一手間をかけることで、室内での快適なグリーンライフを守ることができます。

枯れてしまった時の原因と復活方法

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大切に育てていたモンステラが枯れてしまった、あるいは枯れかけているように見える場合、原因を正しく突き止め、適切な対処をすることで復活させられる可能性があります。

主な原因と見分け方

  • 根腐れ:水のやりすぎや、受け皿の水を放置することが主な原因です。土から異臭がする、幹の根元がブヨブヨしている、葉が黄色く変色して次々に落ちるなどの症状が見られます。
  • 葉焼け:夏の強い直射日光などが原因です。葉の一部が白っぽくなったり、茶色や黒くパリパリになったりします。
  • 水切れ:特に夏場の水やり不足で起こります。葉全体がしなっと垂れ下がり、元気がなくなります。
  • 寒さによるダメージ:冬の寒さに当たると、葉が黒ずんで枯れてしまいます。

復活させるための対処法

原因が根腐れの場合、最も効果的な対処法は植え替えです。鉢から株を取り出し、黒く腐ってしまった根を清潔なハサミで切り落とします。傷んだ葉や茎も整理し、新しい水はけの良い土で一回り小さな鉢に植え替えます。植え替え後は、すぐには水を与えず、数日経ってから与えるようにし、明るい日陰で様子を見ます。

葉焼けや寒さで傷んだ葉は、残念ながら元には戻りません。見た目を良くし、株の負担を減らすためにも、茎の付け根から切り取りましょう。水切れの場合は、すぐにたっぷりと水を与え、日陰で休ませてあげれば回復することが多いです。

モンステラは生命力が強い植物です。根や茎の一部でも生きていれば、適切な手当をすることで新芽を出してくれる可能性があります。諦めずに挑戦してみてください。植え替え用の土選びに迷った際は、プロトリーフの室内向け観葉植物の土など、水はけと通気性に配慮された専用土を選ぶと失敗が少なくなります。

モンステラは外でも大丈夫!外に出すタイミングで元気に育てる

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この記事で解説してきたポイントを押さえれば、モンステラを屋外で育てることは十分に可能です。適切な時期に外に出し、環境に慣らし、季節に応じた管理を行うことで、室内とは一味違ったダイナミックな成長を楽しむことができます。屋外での育て方の基本からトラブル対処法まで、重要なポイントを以下にまとめました。

まとめ
  • モンステラを屋外に出す最適な時期は最低気温が15℃以上の春から秋
  • 室内から急に外へ出すのは危険なので1~2週間かけて環境に慣らす
  • 置き場所は夏の強い直射日光が当たらない明るい日陰や木陰が理想
  • 特に午後の西日は葉焼けの原因になりやすいため必ず避けるようにする
  • 風通しが良い場所は病害虫の予防になるが強風が直接当たる場所は避ける
  • 遮光ネットやすだれを活用して人工的に快適な日陰を作るのも有効な手段
  • 屋外での水やりは土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷりと与える
  • 鉢の受け皿に溜まった水は根腐れや害虫の原因になるため必ず捨てる
  • 生育期の5月~9月は緩効性肥料や液体肥料を定期的に与え成長を促す
  • コンクリートの輻射熱から根を守るためすのこやスタンドの上に鉢を置く
  • 最低気温が15℃を下回り始めたら霜が降りる前に室内へ避難させる
  • 日本の多くの地域では屋外での冬越しは困難なため室内管理が基本となる
  • 室内に入れる前には葉の裏や土をチェックし害虫がいないか確認する
  • 必要であれば殺虫剤の散布や葉をシャワーで洗い流すなどの対策を行う
  • 万が一枯れかけた場合でも根腐れや葉焼けなど原因に応じた対処で復活可能